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三鷹講習会2023

2023年1月15

三鷹市での講習会を今年度も開催させていただきました!

午前小学生の部

①「二人でコピー」

 ペアで協力して手本の絵の「コピー」を完成させます。一人は手本の絵をみて絵の様子を言葉だけで説明し、もう一人はその説明だけを頼りに絵を描くというゲームです。1回戦では、絵を描く人はペアに質問することを禁止し、2回戦では質問ありにしました。言葉だけでわかりやすく説明するにはどうすれば良いか考えてみようというワークです。

 子供達はゲームを楽しみつつ、言葉によるコミュニケーションについて考えを深めることができました!「絵に描かれたものを他の物の形に例えて説明してみたがうまく伝わらなかった」「質問ありになってかえって混乱した」など予想していなかった興味深い意見も出て大学生も考えさせれらました。

③「アイマスク体操」

二人組でお手本の体操を再現するゲームです。片方の人がお手本の体操をみて、アイマスクを付けているペアにその体操の動きを言葉だけで伝え、アイマスクを付けている人はその説明だけを頼りに体操の動きを自分でやってみます!

「二人でコピー」と同様、言葉だけでわかりやすく説明するために工夫しようというワークです。 

ゲームを楽しみながら体の動きを説明する方法について考えを深めることができました。

①アイマスク体操(写真1枚目)

アイマスクをつけた人と、つけていない人でペアを組んでもらいます。お題の動きをアイマスクをつけていない人が口だけで説明して、アイマスクをつけた人はその説明だけを頼りに動きを再現しようというワークです。このワークでは、あえて普段頼っている視覚を制限して小学生にコミュニケーションをしてもらうことで、「相手の立場に立つ」こととはどういうことかを意識してもらえるよう工夫しました。ペアの相手に動きを伝える過程で、はじめは自らの言葉数の少なさに直面し、言葉だけでは思うように伝わらないことを実感していたようです。しかし、相手からの質問に答えたり、相手が何を求めているのか考えたりすることで、段々とお題の動きを再現していく様子が見受けられました!

②シャトル飛ばし選手権(写真2,3枚目)

4,5人班に分かれて、プラスチックシャトルに紙、シャトルの筒、紐などを貼りつけるなどの工作を施し、完成した作品を投げ、その飛距離を競争しました。作成する中で何度も試行を繰り返し、その反省から作り直してもらうことで、課題解決の一つの方法としての「試行錯誤」を体験してもらいました。また、4,5人というグループで話し合うことでお互いの知恵を持ち寄って、よりよい作品を作ろうと活発な議論が起こることも目標にワークを行いました。作成の中でうまくできないことや難しいところもあったようでしたが、話し合いや試行を通して完成させるプロセスを経験してもらうことができました!

③バドミントンワーク(写真5枚目)

このワークはスマッシュ班とロブ班に分かれて行いました。両者に共通するのは「相手の立場になって考える」ということです。スマッシュ班は、どこに打てば「いいスマッシュ」になるのかを、スマッシュを打つ側ではなくレシーブする側の立場になって考えました。一方、ロブ班はロブを打つ側ではなく、スマッシュを打つ側の立場になって考えてもらいました。相手の立場を自ら体験することで、どこに打つのが良いのか、実感を持って考え、有意義な気づきを得てもらえました!

​講習会全体を通して

今回は、この講習会を子どもたちにとって、「考えて練習する」ことのきっかけにしてしてほしいという思いのもと行いました!課題解決の方法について3つのワークを通して考えてもらいました。ワークの中で子どもたちに話し合ってもらう場面が多かったのですが、実際に声に出してもらったり、手を動かしてもらったりすることで子どもたちがさまざまなことに気づき、子どもたちの表情からも新たな発見の楽しさを感じていることが伝わりました!

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